9日目:スコータイ観光+スコータイからチェンマイへ
気づけばもう4月。
今日は朝からスコータイをまわる。
宿をチェックアウトし、バックパックを預かってもらっていざスコータイ旧市街へ。
スコータイは東の新市街と西の旧市街に分かれていて、宿や飲食店などはもっぱら新市街にある。観光のメインとなるスコータイ遺跡群は旧市街にあるので、まずは新市街から旧市街へ移動しなければならない。
両市街の距離は約14km。徒歩だと大変なのでソンテウ(乗り合いトラック)で向かう。ちなみに乗り場はセブン。なんかもうタイで困ったらセブン行けばなんとかなるんじゃないか。
30分ほどで旧市街到着。
レンタサイクルを借りて歴史公園内へ。
スコータイ遺跡群は中央の一番広い歴史公園を含めて5つのエリアに分けられる。
アユタヤと比べると、どこのエリアも整然としていて回りやすい。
まずは中央の歴史公園のワット・マハタートへ(アユタヤにも同名の遺跡があった)。
マハタートはスコータイ遺跡の中でも最大の寺院で、メインのストゥーパを2体の12mの大きな立像が両側からはさみ込んだ構造をしている。周囲にはほかにもストゥーパがあり、いくつか坐像もある。
奥に見えるのがメインのストゥーパ。かつては両側にある柱を基礎とした天井があり、礼拝堂として機能していたようだ。
正面向かって左にある立像。
典型的なスコータイ様式の仏像で、立ち姿がとても流麗。
なんとなく女性を感じさせるのもスコータイ様式の特徴だ。
一方こちらは向かって右にある立像。直立している。
メインのストゥーパを横から撮った写真。
左右にある一回り小さなストゥーパにはクメールの影響が見られるらしい。
周囲にある坐像のひとつ。
バンコク国立博物館にあった同時代の仏像ととても造形が似ている。
お次はワット・シ・サワイへ。
サワイはヒンドゥーの影響が見られる寺院。
低床で、全体がコンパクトにすっきりまとまっている。
中央のストゥーパの外壁に配置された大蛇ナーガがヒンドゥーに通じている。
下の写真はバンコク国立博物館にあった仏像。
修行中の釈迦をナーガが嵐から守っている様子を表現している。
ちなみにスコータイより少し前の時代のもの。
そのあと北部の歴史公園へ行ってみた。
印象的だったのは15mの大きな坐像があるワット・シ・チュム。
写真で見ると大きくて少し怖そうだけど、実物はまったくそう感じない。不思議と落ち着いた気持ちになれた。
爪に金箔が残っていることから考えると、かつてはワット・ポーの涅槃像のように全身が金色だったのだろうか。
北部にはワット・プラ・ファイ・ルアンという遺跡もある。
下の写真はそのメインストゥーパにあった彫刻。これに似た彫刻は他の時代の寺院にも見られる。
うーんなんか見ていて気持ち悪くなるくらい造形が細かい。
南部の歴史公園は少し遠かった。
そのせいか見物客は自分ひとりだけ。
ワット・チェツフォン。
損傷が激しい。
14時半、観光終了。4時間半くらいかかった。
アユタヤよりも興味をひくものが多くて面白かった。
ソンテウで新市街に戻り、宿からバックパックを受け取ってバスターミナルへ。
定刻から30分遅れて15時半にチェンマイに向けてバスが出発。
道中ずっと運転手が大声で車掌と話していてうるさかった。運転手が一番うるさいってどういうことだ。
21時半にチェンマイ到着。
スコータイと逆で、チェンマイは旧市街に宿が多い。
とくに宿を決めていなかったので適当に「ムアンムアン・ホステル」にチェックイン。
1泊150バーツ。バス・トイレきれい。
内装がめちゃくちゃかわいい。完全に女子向けのドミトリーだ。
以上。