19日目:腹痛と夜行列車
今日は22時の列車でコルカタからガヤーに移動する。
コルカタの街はフーグリー河によって東西に分けられていて、宿は東側、列車が出るハウラー駅は河の西側にある。
なのでまずは舟で河を渡る必要がある。
宿をチェックアウトし、徒歩でパーク・ストリート駅へ。
そこから地下鉄で隣駅のエスプラネードに移動。
地図上ではここからフーグリー河まですぐ行けそうなのに、実際に歩いてみるとけっこう遠かった。
3、40分でようやく舟着き場Babu Jettyに到着。
5分で対岸のハウラー駅に到着。
駅はBuilding1と2に分かれていて、Building1には1~16のプラットホームが、Building2には17~23のプラットホームがある。
自分の列車がどのレーンから出るかは、出発30分前に電光掲示板に表示される。
現在17時。
出発の22時までだいぶ時間がある。
そこでBuilding2にあるKFCで時間をつぶすことに。
と、その時ヤツがやってきた。
腹痛である。
インドに来て4日目。屋台メシばかり食べてるけど意外と大丈夫だなーとか思っていた矢先に来たコイツ。
なにもこれから7時間夜行列車乗るってときに来なくても泣
急いでKFCを出てトイレへ。
インドに限ったことではないが、公衆トイレは有料だ。2ルピー払って中へ。
こういう時に限って個室トイレは混んでいる。
腹痛時、一番ツラいのはトイレを待つことだということをこのとき悟る。
意識を無にして待つこと数分、ようやく自分の番がきた。
日本でさえ駅のトイレはあまりキレイではないけど、インドのトイレは尚更汚い。
まず和式だ。床はびしょびしょ。トイレットペーパーなし。物を置く台もない。
物をかけるフックは一つしかないので、大事なものが入ったサブバッグをかける。
大きなバックパックはもちろん太ももの上だ。
しゃがんだ太ももの上に重さ約8kgのバックパックはさすがに重い。
というかその前にしゃがむ姿勢がツラい。日本にいるときは必ず洋式を使うので和式に慣れていない。
どこかに体重をかけて負担を軽減したいところだが、壁も汚い(泣)
自力で耐えた。よく頑張ったオレ。
死闘を終えた30分後、第二波がきた(泣)
ふたたび2ルピーを支払ってトイレへ。コイツまた来たぞという目で見られたが、そんなことはどうでもいい。毎度待ち時間がツラい。悟りを開けそうなくらいツラい。
順番がきてしゃがみこむと、もう足プルプルである。
第三波が来ないか心配だったけど、今回の敵はやさしかった。
ちなみにインドでは腹痛だけでなく嘔吐する人もいるらしい。こわっ
21時40分、「MUMBAI MAIL」に乗車。
定刻通り22時に出発した。
車内のようす。家族連れが多かった。
インドの鉄道は7つのクラスに分かれている。
今回乗ったのは下から2番目のSL(スリーパー)というクラス。
このクラスは安い分、まわりはインド人しかいないので、荷物や貴重品の管理に気を付ける必要がある。
SLはUpper、Middle、Lowerの3段になっていて自分は最上段のUpperだった。
天井には扇風機がついていて、暑すぎず寒すぎずちょうどいい温度。
チェーンでロックしたバックパックを枕代わりにし、サブバッグは脇に抱えるようにして寝た。意外とよく眠れた。
明け方5時過ぎに、下の段にいたインド人がガヤーに着いたことを教えてくれた。ありがとう。乗車してすぐにガヤーへ行くことを伝えといてよかった。
予定では5:22に着くはずが、それより早くガヤーに到着。すごいぞインド。
ガヤー自体には見どころはないため、リクシャーに乗って隣町ブッダガヤーへ。30分くらいで到着。
4件ほど宿をまわって「Welcome Guest House」にチェックイン。
ブッダガヤーの宿はほとんどがシングルルームで、ここもそう。
エアコンはないけど、天井についてるファンがかなり強いのでそこまで暑くない。
ブッダガヤーの観光は半日あれば十分なので少し寝ることに。