石川さん旅にでる

アジア・アフリカ横断をめざした理系学生の旅日記。

52日目:ムンバイ行きのチケットを買う&階段井戸

更新がだいぶ滞っていますが元気ですよ。現在ベトナムホーチミン

ブログって一度溜まると更新が億劫になるもんなのね。最近気づいた。

ちなみにブログとは別に日記も書いてるので、記憶と記録はばっちりである。

 

旅日記52日目。

アーメダバードに到着し、駅で待つこと2時間。

ようやく空が白けてきたので宿へ向かう。

今回の宿は「HOTEL PRIME」。ええそうです。ホテルです。ちょっとリッチ。といっても日本円で1,400円。

何でホテルにしたかというと、そもそもここアーメダバードには安宿があまりないから。あるにはあるんだけど、AgodaやBooking.comなどのレビューを見ると評価が悪い。そろそろインド旅行も終わりに近づき、ルピーが余りそうということもあり

この宿に決めた。

朝6時半にチェックイン。部屋もバスルームも綺麗で第一印象はよかった。

が、まあ明日の旅日記で詳しく書くが、実はなかなかクソな宿だった。

 

宿の話は後日にまわすとして、まずはムンバイまでの足を確保しなければならない。

荷物を置いてふたたび駅へ戻る。

予想していたとおり、アーメダバード駅はかなり大きく、ちゃんと外国人専用窓口があった。

f:id:ishikawasan5050:20160529205459j:plain

駅舎を正面に見て、右に少し歩くとチケットオフィスの入った建物がある。ただチケットを買うためだけだというのに、入口には金属探知ゲートがあり、なんと指紋も取られる。大層なことだ。平気で無賃乗車する輩がいるというのに、この地方都市でここまで厳重にする意味がよくわからない。

 

指紋認証と引き換えに番号札をもらって中に入ると、ずらっと窓口が並んでいる(20個くらいあったかな)。

現地のインド人たちは、ちょうど日本の銀行窓口のように、電光掲示板に自分の番号が表示されるまで待っているが、外国人は待つ必要はない。

外国人専用窓口である、3番窓口に直行すればいい。

先日ジャイサルメール駅で予約しようとしたときと全く同じ列車リストを見せた結果、あっさりと、一番乗りたかった No.22928 LOK SHAKTI EXP に空席があることが判明。

ものの10分でチケットゲット。よかったよかった。

外国人は外国人窓口で買うのが鉄則だと痛感。

 

その後、いざアーメダバード観光へ。

といっても、アーメダバードには観光資源はほとんどなく、そのため、ここグジャラート州はインド全国の中で最も観光客数が少ない。実際、2日間過ごして一度も外国人を見かけなかった。

この街にある数少ない観光スポットの一つは「階段井戸」。

現在は使われおらず、水は枯れているので自由に見学できる。

今回は街に2つある井戸のうち、ダーダ・ハリ階段井戸へ行った。

ジャイサルメール - ムンバイ間の中継地としてアーメダバードに寄ったというのが本心だったので、正直あまり期待していなかったが、ところがどっこいすごかった。

 

その名のとおり階段状の井戸なのだが、建築が見事すぎて井戸に見えない。

f:id:ishikawasan5050:20160530172147j:plain

精巧な幾何学的建築が何層もつらなって出来ている。まるで神殿。建設されたのは500年前。下層へ行くにはただ階段を降りればいいが、同層を奥へ移動するには写真の両端にある、人ひとりがやっと通れる通路を渡らなければならない。

f:id:ishikawasan5050:20160530172256j:plain

上層から見下ろすと、思わず足がすくむ。構造上、奥へ行けば行くほど最下層からの高さは高くなっていく。

f:id:ishikawasan5050:20160530172353j:plain

彫刻も綺麗。

f:id:ishikawasan5050:20160530174417j:plain

サルのすみかになっているらしい。

f:id:ishikawasan5050:20160530174647j:plain

ほとんど人がおらず、奥の方は若干薄気味悪いけど、一見の価値は十分ある。

無料で見学できるので機会があればぜひ。

//トップに戻るボタンの設定
//トップに戻るレンジの設定