58日目:アンコール遺跡自転車めぐり
シェムリアップ、いやカンボジアと言えばアンコール遺跡。というわけで今日はアンコール遺跡を自転車でまわることに。
アンコール遺跡でまず筆頭にくるのはアンコール・ワットなわけだけど、アンコールは遺跡 ’群’ なのでワット以外にも多くの遺跡があって、構成資産数は600以上におよぶ。そのうちシェムリアップには数十の遺跡が点在している。
で、もちろんそれら全てを見て回るのは到底無理なので、特に完成度の高い「アンコール・ワット」と「アンコール・トム」を観光するのが定番になっている。
シェムリアップの街からアンコール・ワットまでは約7km。アンコール・トムはさらにその奥にあるので、復路も考えると移動距離は20km~になる。
トゥクトゥクやツアーバスで回るのが一般的だけど、いかんせん高いので、宿で自転車を借りて回ることに(1日3ドル)。
自転車観光はタイのスコータイ以来3度目。
漕ぎ出して40~50分でチケット検問所に到着。
てっきりここでチケット買えるのかと思いきや、5km引き返したところにあるチケット売場でしか買えないらしい。。完全に下調べ不足だ。
結局チケット売場までトゥクトゥクで移動。
アンコール遺跡1日券を20ドルで購入。
ツアーバスとかで行けばちゃんとチケット売場寄るんだろうけど、個人だと自分みたいな人多そう。いや俺だけか?
気を取り直して自転車観光再開。
まずはアンコール・ワットへ。
9~15世紀、現在のカンボジア・タイ・ラオス周辺に栄えたクメール王朝によって造られたアンコール遺跡群。
クメール文化はこの地域一帯に波及し、タイのスコータイ、アユタヤにも影響を与えた。
このアンコール・ワットは12世紀に建立された「ヒンドゥー」寺院。仏教ではない。
↓女性像の壁画。とても保存状態がいい。
昼食はお濠でフライヌードルを食べた。うまい。
お次はアンコール・トムへ。
トムはかなり広い。地図で見るとワットの軽く4倍はある。
全部回る気力はないので、中央にあるバイヨン遺跡のみ行った。
トムへ向かう途中には南大門という門があって、それはそれで面白い。
↓上の写真左側。神々が大蛇ナーガの胴をひいている。
↓右側。こちらは阿修羅たちがナーガの胴をひいている。鬼瓦みたいな顔。
バイヨン遺跡到着。
アンコール・ワット建造より時代は下って、ジャヤーヴァルマン7世の治世に建立された寺院。
ジャヤーヴァルマン7世はそれまでの王とは違い、仏教を信仰したため、このバイヨン遺跡も建造当初は仏教寺院だったが、その後の王がヒンドゥー教を信仰したことで、バイヨン遺跡は仏教とヒンドゥー教が入り混じった寺院となった。
↓四面塔。写真わかりづらいが、どの仏面も ’クメールの微笑み’ をたたえている。
とにかく四面塔というか石の圧迫感がすごい寺院だった。
3~4時間ほどで観光終了。
深く掘り下げればまだまだ見所はあるんだろうけど、自分はこれで満足。