91~92日目:ビザ延長失敗、成都から西安へ
2016年6月23~24日。
出発前に日本で取得してきた観光ビザの有効期間は30日。
雲南・四川で予想以上に時間を使ったので、この有効期間内に中国旅を終えるのは無理と判断。延長することにした。
ちなみに日本で中国のビザを取得するなら、ビザ代行業者に頼んだ方がいい。自力で申請しようと思うと、往復航空券などの面倒な書類を求められるはずだ。
さて、中国で観光ビザを延長する場合は、各都市にある管理局へ出向く必要がある。たいていの管理局では延長手続きに1週間~10日かかるが、成都近郊にある楽山(らくさん)では、なんと1日で延長ビザを取得できる。
成都から楽山へはバスで2時間ほど。成都の新南門バスターミナルから多数の便が出ている。
楽山到着後、7路のバスに乗り「市行政服条中心」へ。そして近くの「龍風栖酒店」にチェックイン。
ビザ延長に必要な提出書類は、各管理局によって異なるが、ほぼ間違いなく求められるのが滞在証明書だ。楽山の管理局周辺で、滞在証明書を発行してくれ、かつ比較的安い宿は、この龍風栖酒店くらいしかない。それでも1泊120元。
さっそく滞在証明書をもらい、管理局「楽山市人民政府服務中心」へ。
が、なんとシステムメンテナンスのため、来週の月曜日までビザの延長は出来ないとのこと! なんともツイてない。
このまま月曜日まで楽山にいたら、宿泊費がとんでもないことになる。
というわけで翌日、楽山から成都へとんぼ返り。
楽山でのビザ延長は失敗したが、延長を諦めるという選択肢はなかった。隣国キルギスまでの道のりはまだまだ長い。時間に追われることなく、ゆっくり中国を回りたい。雲南・四川でかなり中国が好きになっていたこともある。
次の街、西安でトライしよう。すぐに列車のチケットを買った。
22:16発の列車は、翌朝4時発に変更。6時間の遅れだ。
仕方ない、と自分に言い聞かせ、駅のベンチで浅い眠りについた―。