20日目:ブッダガヤーをめぐる
仏教には四大仏跡がある。
釈迦生誕の地ルンビニー、初転法輪したサールナート、入滅の地クシナガル、そして今回訪れたブッダガヤーの4つだ。
このうちルンビニーはネパール領内に、それ以外はインド東部に集中している。
ブッダガヤーは釈迦が悟りを開いた地。
世界遺産に登録された寺の境内にはマハーボディ寺院と菩提樹があり、この菩提樹の下で釈迦は覚者になったとされる。
まずはマハーボディ寺院へ。
外壁に施された彫刻がとても綺麗で、見ていて飽きない。
この寺院の裏に、菩提樹がある。
菩提樹のまわりは柵で囲まれていて、周囲ではインドはもちろん日本・タイ・チベットなど各国の修行僧がそれぞれの祈り方で参拝している。
座禅を組む、柵に額をつけて祈る、地に伏す、経典を唱えるなどなど。
ほとんどはアジア系の人だったけど、欧米人の姿もちらほら見受けられた。あまり見たことがないからちょっと新鮮。
宗派、人種、国籍、言語を異にする人々がこうして祈りを捧げる姿に、仏教が世界宗教たる所以を垣間見た気がする。
ブッダガヤーの町はさほど大きくなく、やろうと思えば徒歩で一周することも可能だ。
そんなブッダガヤーの町のいたるところに、各国(ネパール、チベット、ブータン、ベトナム、スリランカ、ミャンマー、バングラデシュ、中国、タイ、そして日本)の仏教寺院が点在している。
国ごとに建築様式が異なり、見ているだけで面白いのだが、いかんせん暑いので中に入って見たのは日本寺だけ。このさき東南アジアや中国にも行くのでそのときじっくり見ることにしよう。
写真左に見えるのが本堂。
本堂内で座禅を組んでる僧侶がいたので中は撮っていないけど、日本人としてはやっぱり日本の寺が一番しっくりくる。
屋台メシが好きなんだけど、ブッダガヤーはあまり屋台がなかった。。
お土産の店とレストランばかり。そこがちょっと残念。
牛とヤギ。