28日目:腹痛ふたたび
んんんん??
様子がおかしい。
時計を見る。午前3時。
異常な気持ち悪さがこみ上げてくる。
トイレに直行して便器を開くとすぐに嘔吐した。
白いナンの残骸が浮かんでいる。
うーむ。気持ち悪い
つづいて強い腹痛を感じ、便器に座ると
シャーーーーーーーーー
下痢だ。固形物が存在しない正真正銘の下痢だ。もうね、おしっこをお尻から出してる感じ。新感覚。やみつきには決してなりたくないけど。
腹痛と吐き気をたずさえ、のろのろとベッドに戻る。
10分経たずに第二波がやってきた。
便器に座る。シャーーーーーーーーー。
トイレとベッドを往復することおよそ10回。小鳥のさえずりが聞こえる。こんな夜明けは二度とごめんだ泣
つらい。つらすぎる。
以前、ガヤー行きの夜行列車に乗る前に感じた腹痛を偏差値50とするなら、今回の腹痛は67はある。医学部狙えそうだ。
もしくは前者を街のチンピラ、今回のを愚地独歩に例えてもいい(バキ知らない人はおいていきます)。受け身すらとれない俺にはどうすることもできない。
原因はわかっている。
コイツだ。
これはターリーというインドの定番料理で、大皿の上にカレーが数種とライス、チャパティが並べられた料理。これがまあ美味い。昨日の夕食時にはこのターリーにナンを追加し、大食いしたのだ。
食べた記念に撮影したものを、こうして戦犯として掲載することになるとは笑
二度と大食いはしないと誓うものの、吐き気と下痢はおさまらない。さらに頭痛と発熱も出てきた。
吐き気はものすごいのにどうしても吐けない時は、喉に指を突っ込んで無理矢理吐いた。さながら大学の飲み会である。
下痢の対処法は2つある。体内の毒素を出し切るためにあえて薬を飲まずに下痢し続けるか、薬を服用して下痢を止めるかだ。
本当は前者がいいらしいが、いやもうムリっす。薬に頼りましたよボク。つらすぎるもの。
このインド下痢に対して、日本の正露丸は効かないので宿からもらったインドの薬を服用。下痢止めのついでに吐き気を止める薬も飲んだんだけど、驚くほど効く。飲んで1時間寝たらもうおさまった。すげええ。
そのあとは一日中安静にしてましたとさ。