87日目:ラルンガル・ゴンパ&四川省の省都・成都へ
2016年6月19日。
朝8時。昨日公安に言われたとおり、宿の前で成都行きのバスを待つ。
あ、バス来た!
ブォォォォオオオオーーーン!!!
・・・猛スピードで通り過ぎていった。。
いやいやいや、あれ?あのバス?まったく止まる気なかったよね??手あげて止めないとダメだったの??
後続のバスはもう来ない。
え、どうしようと途方に暮れていると、宿のおばさんから「今ならまだ検問始まってないからゴンパ行けるわよ」とまさかのお誘いが。
ゴンパまでの往復で140元/人。高いけど行けるなら払おう。
というわけで急遽ラルンガル・ゴンパへ行けることに。
↓乗った車はフルスモークという念の入れよう。
途中に検問が4つあったけど、すべて素通り。
1時間ほどで到着。
あ、これはすごい。
写真だと、なんだかミニチュアを見ているようだが、全部宿坊だ。斜面にそってびっしりと立ち並んでいる。
アチェンガル・ゴンパもそうだったけど、人が作り出した景色は、亚丁のような自然の絶景とはまた違った力がある。
西側の丘にあがってみる。
見下ろすとこんな感じ。
マニ車をまわす僧侶
丘をくだって町の中心へ行くと寺院と広場がある。
東側の丘にものぼる。
1時間半じっくり観光。とくに何事もなく自由に歩き回れた。
ただ、ここは好きこのんで何度も訪れる場所ではない。
町の雰囲気は悪くはないが、決してのどかとは言えない。
うまく表現できないが、この町には”凄み”がある。ある種の”異常さ”がある気がする。
たしかにこの町並み(家並み)はすごい。見れてよかったと思う。が、もう行くことはないだろう。
昼過ぎに翁達(ワンダ)に戻り、別の車に乗り換えて炉霍(ルーホウ)へ。
そこで乗客を集めるのに3時間待ち。とにかく待たなければならないのが、乗り合いの嫌なところ。
17時にようやく成都に向けて出発。
22時、康定(カンディン)で車を乗り換え、再出発。
そして翌朝5時、成都に到着。
日本人の定番宿「Hello Chengdu Guest House」にチェックイン。
長い一日がおわった。